2021年06月14日
うまいに違いない、黒スイカ
家の前の用水路との間の細い空間に
スイカとメロンを毎年植える。
ほとんどがアライグマやカラスにやられて
無事収穫できるのはほんの数個になってまう。
私が夜遅くまで
交代して夫が朝早くから見張っても
そんときゃ、こん。
アライグマ汁にしてやると息巻いても
向こうの方が1枚も2枚も上、やわな。
スイカを食べるときは
アラワズグマのはずやが、そこにポリシーはないんかい!
<スイカの願い>
その黒スイカは普通ではなかった。
段々、自分の自我が目覚めてきて、周りを見て思った。
スイカ以外の何かになりたい。
そこで畑の持ち主のドラ息子が近くに煙草を吸いにやってきたとき、
思い切って頼んでみた。
「なあ、俺スイカやんか」
ドラ息子は驚いたが答えた「そうやな」
「スイカ以外になられへんやろか」
あまりにも唐突な「?」やったので面白くて
「形状からみて、爆弾か、花火か、ボーリングの玉か・・・」
その3つを説明すると「ボーリングでお願いします!連れて行ってーな」
ドラ息子は面白そうだと、いいころ合いに大きくなったスイカを
バックに詰め、仲間とのボーリングに連れて行った。
指の穴も掘った。
スイカは初めて見るボーリング場のきらびやかな景色に感激した。
「他のスイカができなかったことができる。俺は伝説になる」
遂にドラ息子の番になった。
「YouTubeにアップするからちゃんと撮っとけよ」
落とさないように左手も添えて、ピンめがけて転がして・・・
のはずが
ドラ息子はボーリングが下手なうえ、指がうまく抜けず、レーンに放り投げる形に。
ぐちゃ
ピンに届くどころか、スイカはアプローチから約1.5mのところでつぶれた。
「俺の夢は叶った。ピンを跳ねさせることはできんかったが
俺は迷惑YouTubeの相棒として跳ねた!」
Posted by こば at 09:47│Comments(0)