2021年10月05日
んな、あほな。

近畿地区の道の駅を制覇すると息巻いた割に
全然スタンプが貯まらん。
やはり仕事しながら廻るなんてことはキングオブ無理。
仕事先にてっくり道の駅があり、途中で抜けててなことを
立派な社会人である私にはできやん。
(ほんまか)
道の駅マニアに聞くと、行けど走れど道の駅は増えており、
どうすれば最短でしかも景観まで楽しみながら廻れるのか
を何泊もして考えながら行くらしい。
と聞けば、やる気もなくなってきた。
いかん、いかん。
モチベーションを上げてこ。VIVA道の駅!!
<口熊野で見つけた彦五郎伝説>
昔の話。
富田川は水害が多く、村の寄り合いで橋の修復をすることに決まった。
その時村人の一人が「昨日神様が夢枕に現れて、堤防に人柱を立てればどんな大雨にも
崩れないというたんや」と長老に話した。
(伝説では彦五郎という若者が自ら進んで人柱になったと書いてある。
ほいでも、そんなきれいな話ではなかったに違いないと想像する)
長老は村でいつもニヘラニヘラしている彦五郎を呼んでいうた。
「村のために人柱になってくれ」
・・・・え?んな、あほな。彦五郎はびっくりしすぎて声も出んかった。
「なんでおらが?未来のある若者っすよ。
そんな時は長老がわしが村を助けるていうんが筋やないんですか?
もう十分すぎるほど生きたでしょーに」
「神様のお告げがあったんやもん」
「そんならその夢枕に立った人が行くべきやないんすか?
それこそ選ばれし者ってことで」
とにかく嫌、絶対断る、人柱反対という態度に長老はムカついて
「出あえ」と村人を呼んだ。
村人は彦五郎を囲んだ。
そしてじわじわと間合いを詰め、彼を捕え、富田川のそばまで連れてきた。
「人ばっしら、人ばっしら」
シュプレヒコールまで起こり、その中には彦五郎の両親もいた。
「静まれ。
彦五郎には最後に選ばせてやろう。
木の真ん中の橋げたに縛られるか。
堤防に埋められるか」業を煮やした神様の声やった。
(さすがに、老朽化した水道管とともに川に落ちるか、という選択肢は入れんかった)
友達とお茶を飲む約束をしていて、村人に付き合っている時間はない。
彦五郎は天を仰いだ。
「おい、お前、神さんか。んなあほな話あるかい」
「そやけど?なんか怒ってる?怖いやんか。
こんなん今の時代ありがちなことなんやで。
みんなそれで川や海や山の自然災害がおさまったて
感謝されこそすれ、そんな怒られてもやな」
「人を犠牲にせんと土地が守れんとは、お前情けない神さんやの。
前途洋々の若者が能無し神さんと、村人の得手勝手で今殺される。
神も仏もあったもんやない。
【とんだ】神さんや。富田川だけに」
神様はしょーもない洒落はスルーしたが「確かに一理ある」
自分が馬鹿にされたことよりも、悪者にされることに困惑し、ビビった。
「わかった。ノッカン。今のなし。解散」
「忘れる代わり、川をしずめてくれ。
それと、彦五郎さんのおかげで村は救われたと伝説にして、似顔絵もめっちゃ可愛く描け!」
天から「わかった。わかりました。
友達からライン入ってるさけ、もんごいか、やのうて、もう行か」
それから堤防が切れることはなくなり、
彦五郎をはじめ村人は平和に暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
てな話であってほしい。
Posted by こば at 22:46│Comments(0)