2021年11月07日
どうしておばあさんのお目めは?

今日は孫の運動会だった。(らしい)
らしいというのはすっかり忘れていたからだ。
仕事の途中で「もうメインイベントは終わったよ」と娘から
電話があり「そやった!」と思い出した。
去年、リレーのアンカーでゴール手前でこけて
その時の動画には「あほボケカス」と私の罵詈雑言がはいって
お蔵入りになっている。
多分、忘れたというのは私の中でそう期待はしていなかったからだろう。
が、今回は違った。
アンカーで2番手でバトンを受け、ゴール手前で抜くという最高の
見せ場を作っていた。
しかもテープを切るときに「アイム№1」と1の指を天に突き上げろという
アドバイスを忠実に守っている。
初めて、孫を誇らしく思と(10年間思わんかったとは失礼な)。
リアルタイムで見られなかったのが残念やが、
「仕事が結構忙しくて」というワーキンググランマ感は
電話で伝えておいた。
<赤ずきんちゃん>
赤ずきんちゃんは気が進まなかった。
おばあちゃんが嫌いなわけではない。
ただ、今日は好きな男の子とデートの約束をしていたのに
お母さんが
「どうしても今日。
さんりんぼうの仏滅だけどそんなの気にしない。
おばあちゃんちに今日、行かないでいつ行くの?今でしょ」
としつこく言う。
しかもダッサい赤い頭巾て、もっとフェミニンなファッションがよかった。
「ちゃちゃっとお見舞いだけおいて帰りゃいいか、その後デートに行こ」
猟師は獲物がいないか、森の中を探し回った。
「こんな不規則な仕事はないぜ。
収穫ゼロの時の嫁さんのあたりのキツさ。たまらんちん」
転職か、離婚か、どちらかを実行しなければと考えていたら
少し先の家の前で、
「おばあさん、赤ずきんよ、開けて頂戴」と猫なで声を出す
オオカミを見つけた。
「いくらおばあさんでもわかるやろ。そんなことより獲物をこんなところで
逃がすわけにはいかん」
バーーーーン!
赤ずきんと信じたおばあさんが戸を開けた瞬間で
腕がいいのか悪いのか、猟師はおばあさんもろともオオカミをしとめてしまった。
彼は焦った。
とりあえず獲物と図らずも獲物とを草むらにかくした。
あ!!赤ずきんがやってくる!急いでおばあさんのベットにもぐりこんだ。
「おばあさん、赤ずきんよ。お身体は大丈夫?」
「大丈夫、あなたの顔を見たら元気になったわ。
だからもう帰って頂戴」
「あら?おばあさんのお耳はどうしてそんなに大きいの?」
「福耳だからだよ」
「おばあさんのお目めはどうしてそんなに大きいの?」
「3点止のプチ整形をしたからだよ」
「おばあさんのお口の周りにはどうしてそんなにおひげがあるの?」
「年を取るとおばあさんもおじいさんも大差なくなるからだよ」
赤ずきんは納得してデートに向かった。
「待った?」
「大丈夫だよ。今きたとこ」
彼の足元には食べた後のチュッパチャップスの棒が何本も落ちていた。
(タバコの吸い殻と書きたいところだが時節柄自粛)
「じゃあ行こうか,子猫ちゃん。赤ずきんの下が見たいよ」
赤ずきんちゃんは彼がこの後オオカミになることをもう知っていた。
Posted by こば at 00:32│Comments(0)