2022年04月07日
小指の思い出
えげつないことが起こった…。
昨日会社の健康診断やった。
去年とは格段に太っていて、おととしの痩せていたころとは20kg見事にリバウンドした。
自覚はあった。
問題は「腹囲」ウエストじゃなくおへその下あたりを測る。
「97cm」「嘘やん。もう1mやん」
残り小指1本で1m。これはメタボをはるかに超えている。
1キロメーターボ、言うてる場合か。
「健康そのものですね。悪いとこないです」と産業医の先生は言い、
「太りすぎ以外はね」と念押しした。
しかも背も伸びていた。
多分、足の裏に脂肪が巻いたんやろうと推測される。
実はその前日「かに道場」で越前ガニをたらふくおよばれした。
あほ程食べた。う、う、うまい。人の分まで食べた。
そのバチかもしれん。
<画餅>
ところで私は誰だ。
広いアイランドキッチン。
IHコンロでカレーの鍋をかき混ぜながら不安になる。
私、というところを見ると女だろうか。
いや、ジェンダーレスの時代だ。
私=女
料理=女
時代錯誤だ。
ローリエを避け、味見をする。思ったより甘い。
「ママ、まだ?お腹空いたよ」
「じゃあ、一緒にお手伝い大作戦!」
弾む声を聞いて、私は「母」だとわかった。
夫ご自慢のカトラリーポケットが付いた丸めたランチョンマットを
3組、大きなテーブルに運ぶ。
大きな窓から降り注ぐ光。
ピンク色のミトンでカレー鍋を持ち、まぶしい場所を慎重に歩く。
「おいしいね」
「ママのカレーは世界一だね」と二人は私を待たず食べている。
私は早い段階からこれが夢だとわかっていた。
わかりながら笑った。
ご飯だけを入れた皿を自分の席に運んだ。
笑っているはずの夫にも子供にも顔はなかったが
確かに幸せを感じていた。
Posted by こば at 22:40│Comments(0)