小林依子の日常雑記

先日のライブにバナナとすだれをもって行く私を見て夫が「お前、どこへ何しにいくんな！？」と聞いた。
すだれがムシロに見えたようで、
街頭でバナナをかぶりムシロを敷いて歌うというとんでもない絵を
想像した模様。いくらなんでもそれは断る。
笑いにならんもん。

この間、花酒のイベントがあったて書いたやん。
私はママと2人で「麦畑」を歌う役回り。
おお、やっと日の目を見たあごの長い仮面とザビエル禿のかつら、
ニッカボッカ、おいやんが釣りに行くとき必ず着るベスト、
その胸ポケットに煙草と100円ライター、帽子。
さすがに仮面と禿ヅラはつけてはいかんかったが
その時もいで立ちをみて夫は「なんちゅう恰好してどこへいくんな？」
と聞いた。
「今日ホステスさんになんねん！」
「…ホステス…て、わかってんのか？お前酒飲みに行ったことないさけ
わからんのやろ？」
それぐらいは知ってるわ。ドラマでみてるやんか。
きれいなドレス着てんねん。
それでも私は麦畑のおいやんをせねばならん。
私の需要はドレスよりおいやんやねん。

途中でガソリンが少なくなっていることに気づいた。
セルフに寄って入れていると
二度見された。
そらそうやろ。
すっぴんのおばはんがにっかぼっかに釣りベスト。
その時の周囲の目は笑いやない。
憐みの目やった。
これはあかん。これはスベる。

が、…本番はウケた。
酒が入るとなんでも受け入れてくれる。
酒で笑いの許容範囲が広がることがホステスになってわかった。
（その後金髪のカツラをつけたが、着替える場所がなく、ベストのポケットに煙草。
つけまつげが取れたので、ひげにしてみた。
老若男女が入り混じったただ気持ち悪いキャラに、私が一番引いた）