2021年10月06日
私の親でよかったと母に言われる日が1年に1度、運動会だった。

昨日の運動会でメダルをもって見せる三歳児の孫。
「あのね、嬉しそうに笑っているけど
3人で走ってダントツビリやったんやで(笑てる場合か)」
と言いたいが飲み込む。
「頑張ったね、一生懸命で涙出てくる」と娘。
(みんな運動会は頑張るんじゃ)と思うが飲み込む。
去年はリレーのアンカーで上の孫がゴール手前でこけ、
チームはべべになった。
ビデオには「あほボケ死ね!」という私の怒号が入っている。
へらへら笑って戻ってきた時、
「僕のせいや、ごめんとみんなに謝ってこい!」と叫んでいた。
「かわいそう」と娘は膝の傷を見て言うたが
「チームメイトの方がよっぽどかわいそうや」とこのときは言葉は飲み込まなかった。
<運動会>
土砂降りの雨が降って、何とか来週の運動会がなくなるようにと
学校の裏の家のポチは祈っていた。
もちろん子供たちを責めてるわけやない。
だが犬小屋の奥に入っても、耳と頭がどうにかなりそうや。
まずピストルの音が恐ろしい。
先生は胸にぶら下がっている笛を張り切って吹き、
応援の声や拍手を求めるマイクパフォーマンスを繰り広げる。
かけっこの時の音響のボリュームは闘争心を掻き立てるためか
やたらでかい。
その上、この頃はダンスや鼓笛隊も種目にあるんやと、散歩のときにわかった。
根本的に間違っていることがある。
先生や保護者はこどもたち全員が運動会を楽しみにしていると思い込んでいるけどな。
万年かけっこでビリの太った女の子。
家庭の大きな問題を抱えてそれどころじゃない男の子。
おじいちゃんおばあちゃんもにぎやかに応援に来る子の陰で
一人で裏庭でお弁当を食べる子もいる。
運動会を悲しみと不安の中で迎えるこどもが目の前を帰っていく。
犬にわかるのに何で先生や親には見えんのか。
頑張れと応援されたら全員が喜ぶはずだ、頑張るはずだとなんで単純に思えるんか。
いやいや、とにかく俺は静かにしてほしいだけやねんけどな。
と、コロナが急に日本に蔓延し、運動会はまんまと中止になった。
ポチはなんだか悪いことを願った自分が大多数のこどもたちの楽しみを奪ったようで
やっぱり今日は犬小屋の奥にいようと思った。
Posted by こば at 22:15│Comments(3)
この記事へのコメント
ほんとにその通りや❢毎年毎年、先生たちと一緒にお弁当食べてる子、おったよねぇ…大多数の子供たちの気持ちだけを毎年毎年優先していいのか…悩ましい
Posted by ひろぽん at 2021年10月13日 13:56
ほんとにその通りや❢毎年毎年、先生たちと一緒にお弁当食べてる子、おったよねぇ…大多数の子供たちの気持ちだけを毎年毎年優先していいのか…悩ましい
Posted by ひろぽん at 2021年10月13日 13:57
弁当もない子供もおったで。
せめてつくっちゃれやと思うけど、
親もなんか事情あるんやろな。
知ってる一人親家庭はお父さんが3人の子供を引き取ってん。
急いで保育園に迎えに来て
「今日は晩御飯何にする?一緒に買い物にいこか?お兄ちゃん待ってるわ」
「僕、逆立ちできるようになったんやで」
「ほんまか、すごいな。今晩風呂に入った後みせてな」
というような会話を毎回してて、
なんちゅうええおやじ。
遠足も運動会も必死で弁当作って参加してた。
一人親の子供が不幸なわけやない。
愛のない親の子供が一番不幸なんやと思う。
せめてつくっちゃれやと思うけど、
親もなんか事情あるんやろな。
知ってる一人親家庭はお父さんが3人の子供を引き取ってん。
急いで保育園に迎えに来て
「今日は晩御飯何にする?一緒に買い物にいこか?お兄ちゃん待ってるわ」
「僕、逆立ちできるようになったんやで」
「ほんまか、すごいな。今晩風呂に入った後みせてな」
というような会話を毎回してて、
なんちゅうええおやじ。
遠足も運動会も必死で弁当作って参加してた。
一人親の子供が不幸なわけやない。
愛のない親の子供が一番不幸なんやと思う。
Posted by こば
at 2021年10月13日 21:00
