2022年08月18日
まず腹から断捨離

テレビで「断捨離」を見た。
何年か前からこれを見るたび物を捨ててきた。
が部屋を見渡してみると「ミニマリスト」への道は~果てしなく遠い~。
「また断捨離が始まる」
部屋の主はいくつかあるお菓子の缶や箱の中を物色し始めていた。
確か「ときめかないものを捨てなさい」とアドバイスがあった。
キーホルダー、ボトルキャップ、小さめのフィギュア、お土産の根付、
拾った石、おもちゃの指輪、貝殻、ネジ、おまけのキャラクターものは袋から出さないまま乱雑に分類さえされず入れられている。
他の人にとってはどれもこれもときめかないだろう。
何年か前に確かに断捨離をし、たくさんの「宝物」は「ガラクタ」になった。
しかしまたどんどん増えた。「今度こそ」と主の決意は固かった。
まずは明らかに壊れているものが排除される。
次に主がその当時の思い出をすっかり忘れているもの。
一時的な流行りもの。
分別され、ビニール袋に放り投げられる。
「やばい、俺たち、流行まだ続いてるかな」
「大丈夫、魔貫光殺砲のファンだからな」
「一番好きなフリーザがいないんだぜ、
ザコは全部まとめて捨てられるに決まってる!」
「そもそもオラたちに興味がなくなってる!」
悟空は主人公にもかかわらず、恐ろしさに身震いし、スーパーサイア人のように髪も白くなった。
主の目はドラゴンボールに対するときめきを無くしているようだった。
「まだ一般的には大人気だ!!」と全員叫んだ。
キャラクターなのに捨てられる。
一番感じているのは明治(おおっとここで指摘が入った!もとい)森永チョコボールのキョロちゃんだった。
金色・銀色を中心に集まって、
どうしたら捨てられないかの会議が急遽始まった。
「俺たちはハンコなんだ。ただのフィギュアじゃない」
「まだお菓子売り場に並んでいるじゃないか」
「主はよくスーパーで僕らの着ぐるみの仕事をしていて
きっと親近感がわいて大好きなはず」
実際スーパーのイベントで主はその着ぐるみの仕事を
好んでしていたが、
子供から「キョロちゃんの足はそんなに太くない!」
と指摘され、辞めてしまった過去があった。
そのクソガキにどさくさに紛れて体当たりしたろかしらんと思ったほど
腹が立った。
その事実を彼らは知らなかったのだ。
その中で一人、いやボトルキャップなので一つだけ、
絶対の自信がある「仮面ライダー2号(1号とあんまり区別がつかん)」がいた。
あんなに集めていたスターウォーズのボトルキャップを全部前回
捨てた主だったが、
彼だけは何度となく行われた断捨離を乗り越えてきたのだ。
変身ポーズを無意味に繰り返す主が俺を捨てるわけがない。
「ときめき・・・ときめきねえ・・・」
主のつぶやきが漏れた後、缶や箱はどれもこれも空になった。
Posted by こば at 21:18│Comments(2)
この記事へのコメント
キョロちゃんは森永やいしょ?
びっくりすら!
びっくりすら!
Posted by 通りすがり at 2022年08月20日 01:00
通りすがりさん
ほ、ほ、ほんまや!!
ご指摘ありがとうございます。
森永さんの関係者が見ていないことを祈る。
すみません~さっそく直します!!!!
ほ、ほ、ほんまや!!
ご指摘ありがとうございます。
森永さんの関係者が見ていないことを祈る。
すみません~さっそく直します!!!!
Posted by こば
at 2022年08月20日 05:57
