2022年06月20日
赤目四十八滝のさんちゃんとタッキー(滝沢秀明ではない)
爬虫類・両生類が好きと言うてはいるが
「好き」の度合いが突き抜けている神がおる。
家中、その手のもののゲージや水槽であふれている。
人間界に降臨しているその方々から見れば
私の好きなんて何のリスクも伴わないマラソンの観客みたいなもんや。
「がんばれ~」「いけるいける」てな声を無責任にかける。
生餌を探し食べさせ、抱いて愛で、ゲージを掃除する
という毎日の世話はとてもできん。温度管理も気を使う。
大きな野良上がりの犬が4匹いた時は、散歩が大変やった。
散歩の途中であっちゃこっちゃ行く。噛み合いする。
ウンチの始末の途中に走り出す。
めっちゃ喰う(それはええやん)。
何度引きずられたか…。仲介をして何度喧嘩に巻き込まれたか。
1匹死に、2匹死にしても残りがいる以上
暑い日も寒い日も雨の日も行かねばならぬ。
アキレス腱を切って手術し、退院した後も
松葉づえをついて散歩に行った。
あほ犬やからご主人のいつもと違ういで立ちに
気づかん。いきなり走り出した。
松葉づえで走る犬をどつきながら素足で走った。
えらい目におうた。
猫だけになったので随分楽になりにけり。
にゃ~と餌が欲しい時、甘えたい時足元に来る。
吐いたり、風呂でウンチをしたり(もうかなりお年寄りなので)
したら私の出番だが、他はほっといてもいける。
犬より世話がコンパクトで済む。
(表の無数にいるメダカの世話はもっと簡単で
餌をやり、お腹のでかいメダカがいたら産卵用のネットを入れる。
後は卵がついていたら別のカメ網ごと移せば終わり)
そうそう、捨て猫あがりだからか、飼い主に似たのか体が丈夫。
めっちゃ元気やったのに朝見たら死んでるやないか、
(いきなりどこぞへ行って帰ってけーへんのもおった)で4匹になってん。
犬猫は私にとって子供でも家族でもペットでもなく
ただ同居している感覚で、いるのが普通。
かわいいとはあまり思わない。
向こうもそうだろう。
この残り猫のなかに手癖の悪い1匹がいて2重の引き戸を開け、後のが続く。
外でヤギばりに草なんぞを食べている。
さっきも振り返ると戸がゆっくりと開いていく。
ご近所に迷惑やとダッシュで勢いよく閉めたら
お年寄りの猫(モモ)が挟まっていた。
「にゃ」と小さく鳴いて恨めしそうに私を見上げていた。
「どんぐさいの~(笑)しばらく挟まっとき」とそのままにして
夕食の支度にかかった。
愛猫家には信じられん光景やろな。
生き物が好きとか、もう言わんとこ。
Posted by こば at
21:26
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