2022年06月07日

口を押えて写真を撮りたかった



はしょってしまうが、急に東北新幹線が見たなった。
それで福島にいけば見えると隣の県に。
実は長野の山道でどこかに右側をぶつけて
車の底の板(なんていうんかわからんけど)それが割れてたことに気づき
このまま和歌山まで帰ろうか、と一瞬頭をよぎったが長旅でもあるし見てもらおうとトヨタ福島へ。
「よってもらってよかった。部品の取り寄せが時間的に無理なので
とりあえずくっつけておきました。和歌山まではもつはずです」

(…6/7現在いまだ直していない)

新幹線をええ程見て、寝て起きて、富岡製糸場を見て、松本城を見て とりあえず帰ってきた。
(ほとんど覚えていない)
夜中に家について
こんな時は大概「ああ。やっぱり家が一番落ち着くわ~」とかいうんやろけど、
もう1日どこかで泊まればよかったと正直思った。
車中泊でよかったのに。

なんなら寝静まっている家族を起こさんように
そっと出ようかと思ったぐらい。

今回の旅では行くとこ行くとこでいろんな人と話して
色んなものをどん欲に見て、
食事と寝るとこはどうでもよくて、
笑って笑って笑った旅やった。
(それでも写真を撮ってくださいは言えんかった)

家族には孤独を感じるために旅に出るとかかっこええこと言うたけど
まったく微塵も感じることなく終わった。
着替えを持って行ってなかったので
道すがらのショッピングモールで次の日の下着と服を買い
行くときは小さなカバン一個やったのに
帰るときはお土産や洗濯物が増えていた。

そういう意味ではまだまだ旅の初心者や。

  


Posted by こば at 22:16Comments(0)

2022年06月07日

なすがまま4



次の日は那須どうぶつ王国に行くと決めていた。
ここの目的は「北極オオカミ」

幻の白いオオカミを
見たい気持ちで腹が膨らんだ。
(胸ちゃうんか)
開門―――それっと一目散に走っていった。
ここや!!!
あれ?
あれ?
こんなん?犬やん。近所のシロやん(失礼)。
もっと獰猛な顔をしてると思い込んでたけど、優しいやん。

那須どうぶつ王国はどでかい敷地面積で、リフトに乗って
もう一つの場所に移動。
馬や羊やアルパカや…触り放題。ペッもされ放題。

でもこういうおとなしいヤツらでは物足りない。
ええ程遊んでまたリフトに乗り戻る。

別のブースに入るとナマケモノがおった。
なんと同病の怠け臭がしたのか、ぶらんぶらんしながら私の足元に来た。
「なんてかわいいやっちゃ」

長い手を出したので
抱っこしようとしたら
「ピーーーーッ、ダメ触ったら!!!」と笛とマイクで怒られた。
これ、なんで怒ってるんか?
私が怪我したらあかんから?
それともナマケモノが私にかみつかれて怪我したらあかんから?

もうちょっとやったのに。

ここはどんどん人が押し寄せて
昨日のスネークセンターとはえらい違い。

とりあえず出てアルパカの牧場やら普通の牛の牧場やらを
廻って、森を向けてどっちゃむいて走ってるんかわからんけど
走る。
コンビニでおにぎりを買って、
道の駅で寝る。

明日はどこに行こう。
まだまだ遠くへ行ってみよか。




  


Posted by こば at 21:51Comments(0)

2022年06月07日

くらり3



仕事が忙しく、すっかりブログをご無沙汰している間に
一人旅の記憶もすっかり薄れた。
日々面白いことが起きるからか、
記憶力が悪いのか、
ええ加減な旅やったからか。

そんでも次の日はフェイスブックにも書いたように
ジャパンスネークセンターに走っていった。
だーれもおらん。
こんなほったらかしのテーマパークがあってええんか。
ベンチはさび、草ボーボーでそれでも大蛇にも
ちっこてかわいいやつにも会えた。
蛇も抱かせてもらった(この時点で入場者5人。こんなんで経営成り立つんか)
テンションマックスで、蛇の先生も困惑した表情やったわ。

また戻る。同じ蛇を何度も見る。動かない蛇も「何回くんねん」という目で見る。
こういう時間の使い方ができるのも一人旅の良さかもしれん。
ふと見るとお土産物屋さんがある。
何とも古びた作りで、古びたおいやんが一人(失礼)。
蛇の酒やら、財布やら、お決まりのクリアファイルなんかが置かれていて
蛇料理の文字も。
「蛇料理食べられるんですか?」
ぶっきらぼうに「今はやってない」
「蛇お好きなんですか?」
ぶっきらぼうに「俺は殺す専門」
・・・。

蛇、無事でいてくれ。
旅は続く。




  


Posted by こば at 21:36Comments(0)